スキマスイッチDays

スキマスイッチのことについて色々書いていきます。

アルバム紹介 ~夏雲ノイズ~

 今回紹介するのは、1stアルバム「夏雲ノイズ」です。

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アルバム「夏雲ノイズ」初回盤のジャケット

 

どんなアルバムなの?

 アルバム三部作の始まりを飾る作品です。

sukimaswitch.hatenablog.com

  当時、奏(かなで)で徐々に知名度を獲得してきていたスキマスイッチですが、CDの売れ行きはそこまででした。(本人たちも事あるごとに同じようなことを言っています)

 そんな中、夏雲ノイズはオリコン2位を獲得するなど、スキマスイッチの曲を世間に広く知れ渡らせるきっかけとなったアルバムだと思います。

 ちなみにアルバム名が「漢字+カタカナ」 で構成される作品は、3rdアルバムまで続いており、これらは総称して「三部作」として呼ばれています。

 

どんな曲が収録されているの?

 デビューシングルから3rdシングルまでの「view」「奏(かなで)」「ふれて未来を」とミニアルバムから「君の話」を初めとした計12曲が収録されています。

螺旋

 本アルバム1曲目を飾る曲で、多くのスキマファンを魅了してきた曲でもあります。2012年に10周年を記念して行われたファン投票でアルバム曲ながら見事6位を獲得しました。

 この曲の一番の魅力はイントロにあると思います。一聴の価値はあると思います。

キミドリ色の世界

 スキマスイッチには珍しい疾走感あふれる曲で、一言で表すと「格好いい」曲です!でも歌詞の内容は格好良くないです(笑) いわゆるスキマスイッチで良くある「少し女々しい男の物語」です。

このアルバムの中では僕が一番好きな曲です。

ちなみに歌詞には「黄緑」というワードで出てくるのですが、曲名が「キミドリ」とカタカナ表記なのは、別の言葉と掛けているのかなと考えられます。例えば「君彩り」とか。

この曲に限らずスキマスイッチでは、あえて平仮名・片仮名を使い、他の言葉の意味と掛けていることが多いです。そんなことも意識しながら聴いてみると他の曲でも新たな発見があるかもしれません。

えんぴつケシゴム~overture~

アウトロの ♪LaLaLa~ の部分は、初期のころライブでは会場のみんなと合唱されていた曲です。パートが2つあるのでお客さんを2つに分けてみんなでハモっていました。

また「えんぴつケシゴム」は「ケシゴム三部作」の一つでもあります。「青春騎士」*1「えんぴつケシゴム」「君曜日」*2の3曲で構成されており、一つのケシゴムで繋がるストーリーとなっています。ほんわかするストーリーなので機会があれば聴いてみても良いと思います。

 

~overture~は序曲という意味です。「えんぴつケシゴム」が終わった後、次の「奏(かなで)」に繋がる短い前奏(ピアノソロ)が入っています。また最後には「奏(かなで)」の歌詞を連想させる電車の発車音が、かなり小さい音で(前奏を壊さないためだと思います)収録されています。

「えんぴつケシゴム」と同じトラックに入っているためこのような曲名になったのだと思われます。

その他の曲

 「桜夜風」は綺麗なバラード曲で割と好きなファンも多い曲だと思いますし、おすすめです。

後はやっぱり「奏(かなで)」ですかね。この曲が収録されているアルバムは他にもありますが、先ほど紹介した「~overture~」から聴けるのは、このアルバムだけです。今まで「奏(かなで)」を聴いたことがある人も、「~overture~」の部分から聴いてみると、また新たな一面を見いだせると思います。

初回盤はどこが違うの?

 初回盤には特典DVDが付属されています。DVDの内容はインタビューとミュージックビデオ(「view」「君の話」「奏(かなで)」「ふれて未来を」)となっております。

 インタビューは質問形式で進んでいくものになっており、当時のスキマスイッチ2人がどのように考えているのかが分かるものになっています。

 また通常版のジャケットは普通のCDケースですが、初回盤は紙ジャケットとなっています。記事の一番最初に載せた画像も初回盤なので紙ジャケットですね 。

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初回盤のCDと歌詞カードはこんな風に入っています。

おすすめ度は?

※★の数はあくまでスキマスイッチの作品の中で★1から★5を付けた場合の点数です(全てが★4や5では成り立たないので)。★の数が少ないから作品の質は低いという訳ではありません。

 良くも悪くもバランス良く整っている優等生なアルバムだと思います。

 耳障りが良い曲がそろっているため、スキマスイッチ入門にも丁度良いと思います。(★が3つなのは、個人的にスキマスイッチ入門には他にもっと適したアルバムがあるとも考えているからです。)

 しかしバランスが良い反面、ミディアムテンポやバラード曲が多くなっています。しかも「奏(かなで)」という最上級の曲が控えているため、他のバラード曲が良曲であるのにかすんでしまっている印象もあります。

 ここの質は高くてもアルバムとしてみた時には物足りなさがあるかもしれません。しかしこれが1stアルバムなのですから、スキマスイッチのポテンシャルの高さが伺えると思います。

動画


スキマスイッチ / view


スキマスイッチ / 君の話


スキマスイッチ / 奏(かなで) 


スキマスイッチ / ふれて未来を

あとがき

 スキマスイッチがデビューして最初のアルバムです。あいさつ代わりの作品でもあると思いますので、是非とも聴いてみてください!

*1:6thシングル「雨待ち風」のカップリング曲

*2:9thシングル「アカツキの詩」のカップリング曲